価格: | ¥6050 |
著者: | 野村浩一/近藤邦康 |
出版社: | 岩波書店 |
発行年月: | 2010年02月 |
ISBN: | 9784000282215 |
種類: | 全集・双書 |
在庫状況: | |
清朝中期から義和団時期にかけての支配体制の変容、対外危機と西洋文明の新たな流入は、伝統的な規範との衝突によって全国の社会的緊張を刺激し、空前の世直し運動を生み出した。外来のキリスト教に対する清末社会の反応、清末の社会構造に大きな影響を与えた太平天国運動、及びそれに対する体制変革の試みなどについて、関連原典を扱う。中国社会をとりまく内外の変動に伴う、秩序再構築の必要に迫られるなかでの思索とはいかなるものだったのか。四つの章に分けて、十八世紀末から十九世紀末までの見取り図を描く。