価格: | ¥939 |
著者: | 森村誠一 |
出版社: | 朝日新聞出版 |
発行年月: | 1997年01月01日頃 |
ISBN: | 9784022570505 |
種類: | 新書 |
在庫状況: | |
伊達兵部による恐怖政治の処刑はなおも続いた。伊達安芸は領地争いに名を借りて兵部の専横を幕府に訴え、原田甲斐もまた兵部と大老酒井忠清の伊達家分割の念書を老中に突きつけた。酒井邸での公儀裁決の日、安芸、甲斐ら伊達家重臣四人に刺客の剣が襲った。幕府の威信と伊達家安泰のため、甲斐乱心による刃傷事件とされた。逐電した虎之助はまい(薫)と結婚、江戸の人気絵師となっていたが、伊達家の行方と無縁ではなかった。…虹のようにはかない権力をめぐって、刺客が走る。