価格: | ¥1540 |
著者: | 三宅正樹 |
出版社: | 朝日新聞出版 |
発行年月: | 2007年02月 |
ISBN: | 9784022599162 |
種類: | 全集・双書 (朝日選書) |
在庫状況: | |
第二次世界大戦のさなか、スターリン、ヒトラーを惹きつけてやまなかった、一つの構想があったー。ユーラシア大陸を束ねるこの壮大な四国連合構想とはなんだったのか。なぜ潰えてしまったのか。そしてそのとき、日本は…。1939年からの2年間は、20世紀の転換点ともいえる激動の時期である。ソ連への不信をつのらせ逡巡するヒトラー、外相モロトフに詳細な指令を与えるスターリン、翻弄される日本の政治家たち。思惑が絡み合い息詰まるような独ソの攻防と決裂の瞬間を、本邦初の史料を駆使して描く。豊富な資料に綿密な分析を加え、アジアの中のロシア、リーダーのいない日本、現代に通じる隠された世界外交の真実をダイナミックに浮かび上がらせる。