価格: | ¥1540 |
著者: | プリーモ・レーヴィ/竹山博英 |
出版社: | 朝日新聞出版 |
発行年月: | 2014年06月10日頃 |
ISBN: | 9784022630223 |
種類: | 全集・双書 (朝日選書) |
在庫状況: | |
アウシュヴィッツ生還から40年、レーヴィの自死の1年前に本書は刊行された。善と悪とに単純に二分できない「灰色の領域」、生還した者が抱える「恥辱」、人間が持つ最も恐ろしい悪魔的側面を描いた「無益な暴力」、アウシュヴィッツが風化することへの恐れを論じた「ステレオタイプ」…これらは実際に地獄を体験した者でなければ語れない。アウシュヴィッツは、生存者のその後の人生にもつきまとった。生き残ったものたちは、生きる喜びを奪われ、いわれのない罪の意識と戦い続けた。生還以来、その体験を証言し続けてきたレーヴィは何を思い、生きたのか?そして、地獄を生き抜いた者が、なぜ自ら死を選んだのかー?古典的名著、復刊。