価格: | ¥1980 |
著者: | 宮沢賢治/遠山繁年 |
出版社: | 偕成社 |
発行年月: | 1997年09月 |
ISBN: | 9784039636904 |
種類: | 絵本 (日本の童話名作選) |
在庫状況: | 在庫あり |
オツベルは、六台の稲扱器械と十六人の百姓どもを使う、やり手の地主だ。昼から、ビフテキだのオムレツだのを食べて、たいそう羽振りがいい。そんなある日のことだ。オツベルの稲扱小屋に、一頭の白い象が現れた。オツベルは早速、象をうまいこと言いくるめ、足に重い鎖と分銅をはめて、水汲みやら薪運びやらにこき使った。気のいい象は、喜んで働いたよ。だが、オツベルの度重なるひどい仕打ちに、象は心も体もくたびれ果て、山に住む仲間たちへ手紙を書いた。「みんなで出て来て助けてくれ。」-「…ある牛飼いがものがたる」の傍題が付された、宮沢賢治の民話風童話を、画家・遠山繁年が、油絵で描き、絵本にしました。