価格: | ¥1100 |
著者: | 京極 夏彦 |
出版社: | KADOKAWA |
発行年月: | 2013年03月23日頃 |
ISBN: | 9784041007495 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
大坂屈指の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である一文字屋仁蔵の許には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬ彼らの業を、あざやかな仕掛けで解き放つのは、御行の又市の悪友、靄船の林蔵。亡者船さながらの口先三寸の嘘船で、靄に紛れ霞に乗せて、気づかぬうちに彼らを彼岸へと連れて行く。「これで終いの金比羅さんやー」。第24回柴田錬三郎賞を受賞した、京極節の真骨頂。