価格: | ¥314 |
著者: | 太宰 治 |
出版社: | KADOKAWA |
発行年月: | 2007年06月23日頃 |
ISBN: | 9784041099124 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」青森の大地主の息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。