価格: | ¥458 |
著者: | 佐野洋 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1986年06月 |
ISBN: | 9784041312360 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | |
「人生の余白に、ちょっとした色どりを添えたいと思い旅に出る」と妻に書き残して、小料理屋の女と心中した男。男は、4年前に胃潰瘍で胃の全剔手術を受けていた。以来会社では不遇であった。潰瘍の再発を恐れ、癌ノイローゼになっていたともいう。前途を悲観した男に女が同情しての心中事件。しかし、男の死後、次々と身内が殺害されていく。そして男が生きていると証言する者が現われた。週刊誌記者古河の追求が浮き彫りにした人生の余白。傑作長編ミステリー。