価格: | ¥501 |
著者: | 勝目梓 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1989年11月 |
ISBN: | 9784041516133 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | |
生まれついての醜男、七歳の時、上半身に負った火傷のためほとんど頭髪は生えず、身長は138cm。男は〈豆フランケンシュタイン〉と呼ばれ、“女”とは全く縁のない生活を送るはずであった。ところが、息子を哀れむ実の母より、女の体のすべて、究極のテクニックを教わった男は、母の死後、信じられないような官能と陶酔の世界へと旅立つ。ある日、男が訪ねたのは高級マンションの一室。そこには気品と美しさの備わった女が住んでいた…。これは、自らの醜悪さを逆手にとって、〈歩くおとなのおもちゃ〉となった男の告白物語である。