地球滅亡の日は、目前に迫りつつあった。この世の全てを破壊しつくす、魔神ネヴセシブの覚醒と、膨大なエネルギーをもつ第三の世界同時大地震が勃発しようとしていた。その後の壮絶な争奪戦の末、日・米・ソの三国は、それぞれ三種の神器、超人頭脳、ヴァーオゥの石棺をわがものとし、共同管理をしたのだった。そして、ついに、全てが明らかになった。荒ぶる魂・九鬼鴻三郎に課せられた長い使命の旅ーその最後に闘わなければならなかった場所は“月”だった。人気空前のハイパー伝奇ＳＦ、待望の完結編。