価格: | ¥458 |
著者: | 志茂田景樹 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1989年02月 |
ISBN: | 9784041599150 |
種類: | 文庫 (角川文庫) |
在庫状況: | |
女陰がしゃべる…男を骨の髄まで蕩けさす、その若い女には恐ろしい秘密があった。セックスの直後、「羅漢、羅漢」と秘部が声を発し、呪うように笑うのだ。越後の山深く、女の郷里に、かつて遊女が刻ませたという五百羅漢像がある。その里を訪ねた男が知る、女の業と怨念を刻みこんだ、羅漢像の哀しくもおぞましい由来とは…?鬼女紅葉、雪女、九尾の狐等々、日本各地の伝説を材にとり、女体にとりつき、男を破滅に導かずにはおかないあやかしの数々を描く、官能伝奇小説集。