価格: | ¥924 |
著者: | 齋藤 希史 |
出版社: | KADOKAWA |
発行年月: | 2014年05月24日頃 |
ISBN: | 9784044081089 |
種類: | 文庫 (角川ソフィア文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
政治と学問、隠逸と感傷を軸とする漢文脈は、幕末の志士や、漱石・鴎外をはじめとする明治知識人たちの思考と感情の支えとなった。一方、機能化された訓読体は、文明開化のメディアとなり、新しい「文学」への道を用意する。漢文は言文一致で衰えたのか、いまなお日本文化の底に流れているのかー。大げさで古くさい文体でもなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。