価格: | ¥1540 |
著者: | 半藤一利 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1999年11月 |
ISBN: | 9784047033108 |
種類: | 全集・双書 (角川選書) |
在庫状況: | |
日本近代文学を代表する作家、夏目漱石は多くの俳句を残している。そのうち、明治36年(1903)にロンドン留学から帰国し、大学や高等学校で教鞭をとりながら、小説を書きはじめたころからの句作を通して、漱石の人となりとおなじみの小説の背景を探る。『坊っちゃん』のお清のモデルはだれか、『草枕』はなぜ“俳句的小説”なのか、『虞美人草』を書くときの漱石の意気ごみやいかに。また、謡曲をうなり、飯蛸に目がない文豪の好ましい一面をのぞかせる。“歴史探偵”が案内する俳句と文学の軽妙かつ痛快なエッセイ。