価格: | ¥1650 |
著者: | 村井康彦 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 2000年04月 |
ISBN: | 9784047033146 |
種類: | 全集・双書 (角川選書) |
在庫状況: | |
日本に顕著な都優越・鄙蔑視の意識・価値観は、なぜ生れ、どのようなものだったのか。古代国家における地方の拠点・国府跡を踏査し、現在に残る良吏伝説、「分憂」の吏の心情から、都鄙意識の本質を探る。従来の理解では橘行平が悪人と断罪される「因幡殺人事件」を刺激的な推理で解釈し、そこに凝縮された王朝の政治世界を解明。受領たちが果たした役割を通して中央と地方の関係を明らかにする、王朝都鄙論。