世界連合の圧政に対し、叛旗を翻した独立原潜国家“伊号艦隊”は、緒戦において敵揚陸・作戦洋上艦隊を次々と撃破。一路ロスアンゼルスに向けて潜航を続けていた。味方の無様な敗北に焦燥する世界連合代表・タフトは、米海軍屈強の第三機動原潜艦隊に伊号艦隊撃滅指令を下す。そこには魚雷百門を装備した攻撃型原潜『Ｘ』級が投入されていた。第三艦隊の巧みな誘導作戦により、伊号艦隊は大陸棚に追い込まれ、袋小路の状況に。『Ｘ』級の魚雷が刻々と迫るなか、朝比奈艦長には、この難局を打開する秘策はあるのか。ここに原潜艦隊戦史上、空前の大バトルの火蓋が切って落とされた。書下しザ・ウォーシミュレーション。