一九四一年、ナチスドイツは再び、イギリスに向けて進撃、ここに“第二次バトル・オブ・ブリテン”の火蓋が切って落とされた。総統は、大英帝国完全掌握の第一歩として、精鋭を集めた特別航空軍を創設し、電撃的な制空作戦を敢行する。そしてこの部隊には、盟邦国・日本で完成した屈指の戦闘機・零戦と三人の日本人の姿があった。岩城哲也、神崎一帆、野中寛治。作戦の命運は彼らが握っているー。撃墜王たちが己の誇りを賭けて、鮮やかに飛翔する、超大作。冒険航空戦記、シリーズ第二弾。