価格: | ¥789 |
著者: | 吉村達也 |
出版社: | 角川書店 |
発行年月: | 1990年05月 |
ISBN: | 9784047821019 |
種類: | 新書 (カドカワノベルズ) |
在庫状況: | |
大門信作の職業はゴーストライター。そう、アイドル歌手や俳優が書いた(ことになっている)いわゆる「タレント本」の実際の執筆者である。文字通り“陰の存在”に徹してきた大門だったが、今回ー17歳の新人歌手・朝葉茉美のエッセイ集の場合ーは違った。衝動を抑えきれず本人に会うが、大失敗。酔いにまかせ彼女の部屋を訪ねたのが、運命のいたずら。茉美は密室で殺されていたのだ。当然、大門は有力容疑者。苛酷な取調べの後帰宅した彼に、妻の敦子は潔白を証明するよう要求する。期限はわずか1週間。茉美が残した謎の言葉を手掛りに大門は真犯人探しに着手するがー。