いつも内気で冴えないナタリー。だが、彼女には、自分でも知らない秘密があった。ナタリーの母親は、アースヘイヴンという不思議な世界の魔法使いで、ナタリーは母親の力を受け継いでいたのだ。アースへイヴンから追放の身となっている呪い師ホークは、復讐のためにナタリーの力を必要としていた。ホークに誘拐され、脅されながらも、ナタリーはホークの息子マーリンの力を借りて、命からがら脱出をはかる。大きな白い犬に導かれ、森の中の〈しもべの石〉までたどり着くと、二人は不思議な別世界への入り口をすり抜けた!二人がやってきた場所ーユニコーンが歩き回り、巨大な木が話し、スペル卿と呼ばれる賢人たちが世界を治めているーそここそがアースヘイヴンだった。アースヘイヴンをわがものにしようとするホークの悪の計画を阻止するため、ナタリーとその仲間たちが立ち上がる。