価格:¥2640
著者:平孝臣/鈴木玲子(看護学)
出版社:Gakken
発行年月:2000年05月
ISBN:9784051521028
種類:単行本
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本来、バイタルサイン(vital signs)とは、vital=生きている、sign=徴候(しるし)という意味から、「呼吸」「循環」「体温」の3つを示す“生命徴候”といわれ、人間が生きていくうえで必要不可欠な徴候を示している。本書では、バイタルサインを一般的な「呼吸」「循環」「体温」に「意識」を追加し、4つを生命徴候として取り上げた。この理由として、近年、わが国においても脳死判定による臓器移植が行われるようになり、人間が人間として生きている徴候に、意識状態の重要性が取り上げられていることがあげられる。また、救急医療の現場での初期治療で医療者が行うことは、最初に、呼びかけに応答できるかという意識状態を確認しながら、息をしているか、脈拍は触れるか、体温を感じるか、などを観察して容態の緊急性を判断している。これらのことから、看護における“生命徴候”を語る場合に「意識」という項目は避けて通れないと考えて編集した。
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