価格: | ¥1026 |
著者: | 津野田幸作 |
出版社: | 学研パブリッシング |
発行年月: | 2011年10月 |
ISBN: | 9784054050952 |
種類: | 新書 (歴史群像新書) |
在庫状況: | |
九鬼水軍の砲撃によって淀城からの撤退を余儀なくされ、山崎の大戦で何とか態勢を立て直した豊臣軍は勝龍寺城に入り、徳川軍と睨み合うことになった。伏見城の戦線でも膠着状態が続く中、真田幸村は西国から徳川勢力を一掃し、豊臣の領地を広げるために、大いなる深謀を巡らせる。それは三木城に篭もる伊達軍を釣り出す作戦だった。政宗を誘き出すために、幸村は三木城のすぐ近くに砦を築こうとする。加えて国に戻った上杉景勝を揺さぶり、政宗に心理戦を仕掛けた。さらに、幸村の野望は生野銀山へも向けられる。一方、大和と紀州を事実上、豊臣軍に抑えられた家康は、劣勢を挽回するために乾坤一擲の勝負に出ようと決意する。果たして家康が下した決断とは如何に。