価格: | ¥924 |
著者: | 佐藤 弘夫 |
出版社: | 講談社 |
発行年月: | 2008年06月10日頃 |
ISBN: | 9784061598805 |
種類: | 文庫 (講談社学術文庫) |
在庫状況: | 在庫あり |
あいつぐ異常気象・疫病・飢饉・大地震、そして承久の乱。荒廃する国土をもたらしたのは、正法が廃れ、邪法=専修念仏がはびこる仏教界の混迷である。日蓮は、社会の安穏実現をめざし、具体的な改善策を「勘文」として鎌倉幕府に提出したのが『立正安国論』である。国家主義と結びついてきた問題の書を虚心坦懐に読み、「先ず国家を祈って須らく仏法を立つべし」の真意を探る。