女子大生尚子は両幼稚園児の弟、創と級友志麻津雅樹のお邸に招かれた。当主高彬、宣久・久仁子夫妻、執事、家庭教師、運転手、庭師、家政婦母娘らと、豪華で楽しい晩饗会。ところがそのあとがいけない。泊めてもらったその深夜、尚子は死体につまずいた。悲鳴をあげたけれど、誰も起きだしてこない。一体どういうことなのだろう？家庭教師の「こんな家族は、世界中捜したってどこにもない」といったセリフが気になった。つまずいた死体をきっかけに…？