価格: | ¥1760 |
著者: | 宮城谷 昌光 |
出版社: | 講談社 |
発行年月: | 2013年07月 |
ISBN: | 9784062184533 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
楚王を伐つ。これが伍子胥の生涯の主題である。祖国を追われた子胥は、楚の太子・子木の亡命先である鄭に入る。しかし子木は滅ぼされ子胥らは鄭を脱出、呉へのがれて将軍・公子光の賓客となった。一年半が過ぎ、子胥のもとに公子光の使者として〓(せん)設諸が訪れる。参謀として楚との戦いに力を貸して欲しいと。そして楚との本格的な戦いが始まる。楚軍を主力とする連合軍は呉軍の二倍の兵力を持っていたが、子胥の進言と公子光の戦術によって大勝をおさめた。ところがその功績ゆえに公子光は、王位をおびやかす存在とみなされ、危険は将軍家の臣下や子胥にもおよぶ。