幕末の１８４１年、土佐国（高知県）中ノ浜の貧しい漁師、１４歳の万次郎は、はえ縄漁の舟に乗り込んだ。嵐で舟は無人島に流れ着き、万次郎と仲間たちは通りかかった外国船に助けられる。万次郎は、船長のホイットフィールドに気に入られてアメリカで教育を受け、はじめて民主主義に触れた。やがて日本とアメリカの外交の一翼を担うことになる、ドラマティックな万次郎の生涯！小学中級から。