スペインの国技、闘牛。有賀亜樹の父は、日本人で唯一の正闘牛士。スペイン国民の英雄である父。しかし亜樹は、闘牛のために家庭をかえりみない父を、心のどこかで憎んでいたー。闘牛を観戦中、病弱だった亜樹の母が発作を起こした！その後、容態は悪化し、ついには危篤におちいる。そんな時でも闘技場に向かう父を見て、亜樹はある決心をするが…。