価格: | ¥1650 |
著者: | 神永 学 |
出版社: | 集英社 |
発行年月: | 2021年05月10日頃 |
ISBN: | 9784087717433 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
霊を見ることができる赤眼を持つ憑きもの落としの浮雲は、旅の途上の川崎で奇妙な噂を耳にする。罪人の亡骸を奪い去る妖怪・火車が、多摩川で次々と人を殺しているという。殺された者は水死体にもかかわらず、なぜか黒焦げになっていた。一方、宿では亭主の息子が何者かに取り憑かれ、刃物を持って夜な夜な歩き回っていた。ふたつの事件に繋がりがあると睨んだ浮雲は、連れの土方歳三と才谷梅太郎とともに調べを進める。やがて点と点が繋がったとき、衝撃の真相が明らかになる。そして惨劇の裏に秘められた切ない想いとはー。700万部突破『心霊探偵八雲』の著者が贈る、文学史上最も切ない幕末ホラーミステリ。