価格: | ¥2970 |
著者: | ミラン・クンデラ/西永良成 |
出版社: | 集英社 |
発行年月: | 1994年09月 |
ISBN: | 9784087732016 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
名作『不滅』を発表したあと、クンデラは《ランフィニ》誌にほぼ毎号エッセーを書きつづけていた。あるときにはカフカ、ヤナーチェクといった小説家、音楽家について書き、あるときにはラシュディ、シャモワゾらの南方作家の擁護のために筆をとった。さらにベルリンの壁の崩壊、チェコスロヴァキアのビロード革命、ソ連解体という、歴史の急速な大変化をまのあたりにしながら、フランスに住む東ヨーロッパ出身の小説家として言いたいこと、言うべきこと、言えるようになったことを冷静で透徹した考察の形で発表した。