価格: | ¥715 |
著者: | 小島 信夫 |
出版社: | 小学館 |
発行年月: | 2019年11月07日頃 |
ISBN: | 9784093523783 |
種類: | 単行本 (P+D BOOKS) |
在庫状況: | 在庫あり |
作者と主人公が哲学問答!?融通無碍な小島信夫の奇想天外ワールド。前巻で描かれた、アキレスとアキレスの馬による「トロイ戦争の原因」に関する考察は本巻でも延々と続き、一向に出口が見えない。と、そこに白い馬が現れ、ようやく物語は動き出すーかと思いきや、突然「作者特別回」が始まり、『別れる理由』という小説そのものについての考察がなされる。しかし、主人公である前田永造が作者に「ねえ、小説家」と電話で語りかけ哲学問答を始めるなど、物語は再び混沌の世界にー。文芸誌「群像」に150回にわたって連載された、小島信夫“執念の大作”の第5巻。当巻には第101話から第125話までを収録。