価格: | ¥770 |
著者: | 三浦 朱門 |
出版社: | 小学館 |
発行年月: | 2022年11月10日頃 |
ISBN: | 9784093524520 |
種類: | 単行本 (P+D BOOKS) |
在庫状況: | 在庫あり |
「おい、日清戦争の前の年まで、今の東京都下は神奈川県だったのを知っているか。…都下という言い方、いかにも東京白人の発想だ。植民地扱いじゃないか」関東大震災後に郊外に移ってきたサラリーマン一家の子・太田久雄は、武蔵野にルーツを持つ中学時代の友人たちからそう指摘される。彼らは自らを「武蔵野インディアン」と称し、地に足がついておらず「紙とインクの世界しか知らない」都会の“白人”とは一線を画する存在だというのだー。武蔵野を題材に、都会と地方、戦前と戦後、保守と革新といった、さまざまなコントラストを見事に描出した珠玉作。