価格: | ¥770 |
著者: | 三浦 綾子 |
出版社: | 小学館 |
発行年月: | 1999年01月01日頃 |
ISBN: | 9784094021844 |
種類: | 文庫 |
在庫状況: | 在庫あり |
厳しい明治の世、熊本の旧家に生まれた矢嶋かつは、酒乱の夫に再三生命の危機にさらされ、自分から離縁を言い渡す。当時の風潮に反するかつの行いに世間も身内も冷たく、三人の子を置いて単身東京へ行くことに。船旅の途中自らに「楫子」と命名し、強い意志で教師を志す楫子だったが、十歳近くも年下の妻子ある書生との恋愛、出産を経て、人の“弱さ”を痛感する。そして出会ったのがキリスト教だった。女子学院初代院長・日本キリスト教婦人矯風会初代会頭を務め、新しい女性の生き方を提示した矢嶋楫子の波瀾の人生。