価格: | ¥627 |
著者: | 西村 京太郎 |
出版社: | 小学館 |
発行年月: | 2019年06月06日頃 |
ISBN: | 9784094066432 |
種類: | 文庫 |
在庫状況: | 在庫あり |
浜名湖の湖岸にあるビルが炎上し、男の焼死体が発見された。男の名は藤田武。戦争前に、武の祖父徳之助は「フジタ浜名湖地震津波研究所」をつくり、父の健太郎とともに研究をしていた。太平洋戦争の敗色濃い戦時下、一九四四年十二月七日に、大地震が東海地方を襲った。昭和東南海地震である。これが次の大地震を誘発すると警告する藤田親子。そして、翌年一月十三日には三河地震が起こった。しかし徳之助は鉱山に、健太郎は沖縄戦線に送られ、その後徳之助は行方不明に。それを命令したのが、川崎憲兵隊長だったー。親子三代にわたる怨念が戦争の闇を暴く。