価格: | ¥1601 |
著者: | 縄田一男 |
出版社: | 新潮社 |
発行年月: | 1995年04月20日頃 |
ISBN: | 9784104044016 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
内なる江戸を紙上に現出させようとした岡本綺堂の「半七捕物帳」。文学への屈折した思いを搦め手からの世相の描出に賭けた佐々木味津三の「右門捕物帖」。〈法のユートピア〉を形作ろうとした野村胡堂の「銭形平次捕物控」-草創期の三大シリーズを題材に、大衆文学の一大人気ジャンル“捕物帳”の世界を徹底的に解剖する。“捕物帳”の誕生と変遷を時代との関わりの中に検証した大衆文芸評論の画期的収穫。