価格: | ¥1980 |
著者: | 河合祥一郎 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2006年04月10日頃 |
ISBN: | 9784120037160 |
種類: | 単行本 (中公叢書) |
在庫状況: | |
シェイクスピアの生きたエリザベス朝時代は、それまでの伝統的な男女観が崩れ、男らしさ、女らしさが問い直された時代だった。男物に似せた服装が女性のファッションとして流行する一方で、化粧が一般大衆に広まったのもこの時期である。シェイクスピアも、男装の女性や、ハムレットやロミオのように「男であることの困難」に苦悩する男性を多く描いている。そこには、現代の私たちにも感銘を与える生き方が込められているのだ。作品を丹念に読み直すことによって見えてきた、シェイクスピアの新しい魅力に迫る。