価格: | ¥902 |
著者: | 箭内昇 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2002年07月 |
ISBN: | 9784121016515 |
種類: | 新書 (中公新書) |
在庫状況: | |
期待されて誕生した四つのメガバンクは、今や総崩れに近い状況に陥り、欧米の大銀行との間に大きな格差が生じた。直接要因はバブル期の不良債権だが、背景には、壮大なカルテルと横並び体質がある。合併はこの旧体質から抜け出せない中での自滅行為だった。再建への道は険しいが、「急がば回れ」の王道を行くしかない。そのために必要なことは、旧世代の残滓の一掃、時代に適った体質改善、国民の信頼回復である。