価格: | ¥880 |
著者: | 加藤徹 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2005年09月25日頃 |
ISBN: | 9784121018120 |
種類: | 新書 (中公新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
内憂外患にあえぐ落日の清朝にあって、ひときわ強い輝きを放った一代の女傑、西太后。わが子同治帝、甥の光緒帝の「帝母」として国政を左右し、死に際してなお、幼い溥儀を皇太子に指名した。その治世は半世紀もの長きにわたる。中級官僚の家に生まれ、十八歳で後宮に入った娘は、いかにしてカリスマ的支配を確立するに至ったか。男性権力者とは異なる、彼女の野望の本質とは何か。「稀代の悪女」のイメージを覆す評伝。