価格: | ¥1034 |
著者: | 川田稔 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2011年12月 |
ISBN: | 9784121021441 |
種類: | 新書 (中公新書) |
在庫状況: | 在庫あり |
昭和十年八月十二日、一人の軍人が執務室で斬殺された。陸軍軍務局長永田鉄山。中堅幕僚時代、陸軍は組織として政治を動かすべきだとして「一夕会」を結成した人物である。彼の抱いた政策構想は、同志であった石原莞爾、武藤章、田中新一らにどう受け継がれ、分岐していったのか。満蒙の領有をめぐる中ソとの軋轢、南洋の資源をめぐる英米との対立、また緊張する欧州情勢を背景に、満州事変から敗戦まで昭和陸軍の興亡を描く。