価格: | ¥924 |
著者: | 虎尾 達哉 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2021年03月23日頃 |
ISBN: | 9784121026361 |
種類: | 新書 (中公新書 2636) |
在庫状況: | 在庫あり |
壬申の乱の勝者である天武天皇以降の日本は、律令に基づく専制君主国家とされる。だが貴族たち上級官僚とは異なり、下級官僚は職務に忠実とは言えず、勤勉でもなかった。朝廷の重要な儀式すら無断欠席し、日常の職務をしばしば放棄した。なぜ政府は寛大な措置に徹したのか。その背後にあった現実主義とは。飛鳥・奈良時代から平安時代にかけて、下級官僚たちの勤務実態を具体的に検証し、古代国家の知られざる実像に迫る。