価格: | ¥2090 |
著者: | 榎本 泰子 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2021年03月09日頃 |
ISBN: | 9784121101174 |
種類: | 全集・双書 (中公選書) |
在庫状況: | 在庫あり |
「敦煌」は戦前より日本人の西域へのあこがれを象徴する言葉だった。戦後閉ざされた中国への扉が開いた時、空前のシルクロードブームがわき起こる。一九八〇年代、NHK特集が高視聴率を記録し、平山郁夫の展覧会に人びとが詰めかけ、井上靖の歴史小説『敦煌』は世紀の大作として映画化された。日本人が大陸に寄せたロマンとは何か。あの熱狂はなぜ生まれ、なぜ消えたのかー。日中関係のこれからを考えるために、今改めて検証する。