価格: | ¥1047 |
著者: | 橋本治 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2009年10月 |
ISBN: | 9784122052208 |
種類: | 文庫 (中公文庫) |
在庫状況: | |
白河院崩御の後、御世を掌握した鳥羽院。崇徳帝は御位を逐われ、近衛帝の即位によって「国母」となった鳥羽院の寵姫藤原得子は、皇后の位を贈られる。得子の勢威がさらに強まると確信した摂政忠通は、崇徳院との通いを絶ち、得子に仕えることを選ぶ。一方、鳥羽院のご威光は崇得院に伝えられると思う内大臣頼長は、崇得院との好誼を深める。「朕が亡き後は、さぞかし世は乱れるであろう」-そして世は保元の乱へと進む。第62回毎日出版文化賞受賞。