価格: | ¥935 |
著者: | 森村誠一 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 1999年02月25日頃 |
ISBN: | 9784125005799 |
種類: | 新書 (C・novels) |
在庫状況: | |
就職を翌年に控えた真木浩一は、天性のプレイボーイぶりを発揮し、巨大企業勢家グループの社長令嬢・美那子を手中に収めた。卒業と同時に二人は結婚し、浩一は本社の社長室に配属され、エリート・コースの第一歩を踏み出した。一方、美那子と高校の同級生であった浅羽里子は、美那子の結婚についてことさら無関心を装い、里子の恋人諸橋は、その態度に何ともいえぬ違和感を抱く。そして、美那子の華燭の典からひと月後、里子はアパート自室で何者かに刺殺された。諸橋は、美那子の夫となった「真木浩一」に疑惑の目を向けるが…。勢家美那子という美しい花は、甘い蜜なのか、それとも毒なのか。棟居刑事が見た残酷な愛の罠。