価格: | ¥990 |
著者: | 谷甲州 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2010年03月 |
ISBN: | 9784125011004 |
種類: | 新書 (C・novels) |
在庫状況: | |
東部ニューギニアを巡る戦局は膠着し、日米ともに手詰まりに陥っていた。だが、フィリピンへの道を拓くために米軍は必ず来寇すると想定した日本陸軍は、オーエンスタンレー山脈の高地に電波警戒基地を構築、連合軍航空部隊の監視を強化した。空を制する者が戦場を制するー手痛い敗北から学んだ経験則だった。一方、ラバウルの陸軍航空隊には、四式重爆撃機「飛龍」により敵輸送船団を雷撃するという異例の命令が下る。しかし、敵夜間戦闘機の迎撃を受け損耗は激化。その時、前線に試製の「翔竜」が配備され…。