価格: | ¥900 |
著者: | 西村京太郎 |
出版社: | 中央公論新社 |
発行年月: | 2010年02月 |
ISBN: | 9784125011011 |
種類: | 新書 (C・novels) |
在庫状況: | |
千三百年の歴史をもつ岐阜・長良川鵜飼いの最中に、観覧屋形船で男女のカップルーエリート会社員とクラブのママが意識不明になった。二人は強力な睡眠薬を服用し、女は死亡、男は一命を取り留めた。二週間後、東京台場のホテルで、やはり男女が睡眠薬を飲み、著名なエコノミストが命を落とし、女が助かるという事件があった。生存した男女はそれぞれ「心中だった」と主張した。警察はこの「心中事件」に計画的殺人の匂いをかぐが、二件をつなぐ接点・動機が見いだせず、当事者の証言を覆す証拠をつかめない。迷宮入りを覚悟した時、十津川警部が驚愕の推理を披露する。