価格: | ¥7040 |
著者: | 大中 康譽/松浦 充宏 |
出版社: | 東京大学出版会 |
発行年月: | 2022年05月25日頃 |
ISBN: | 9784130607674 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | 在庫あり |
地震現象を物理科学的視点に立って解明しようとする研究は、1990年代後半に「地震発生物理学」という新しい学問分野を誕生させた。本書は、プレート運動によるテクトニック応力の蓄積から、断層域での準静的な破壊核の形成を経て、最終的に不安定動的破壊にいたるまでの地震発生の全過程を、理論的・実験的基礎研究の成果に基づいて統一的かつ体系的に解説した、地震発生物理学の先駆的な教科書である。改訂にあたっては、初版の間違いを訂正するとともに、実験・理論両面からの一層の理解が進むよう、用語・表記・表現の不揃いの解消に努めた。