価格: | ¥1650 |
著者: | 佐々木高明 |
出版社: | NHK出版 |
発行年月: | 2014年11月 |
ISBN: | 9784140912256 |
種類: | 全集・双書 (NHKブックス) |
在庫状況: | 在庫あり |
「弥生時代に稲作が伝来してから日本は農耕の時代に入った」-おなじみの定説に異を唱え、変更を余儀なくさせるのが本書である。西南日本から北部インドにかけてフィールドワークをおこない、山村で続く焼畑が、稲作に先行する農耕の名残であることを示し、さらに、焼畑では雑穀とイモの栽培が中心であったことを解明して「日本文化=水田稲作文化」という見方までもくつがえしていく。民族学はじめ農学、地理学、生態学など多様な分野を横断しながら大陸と日本をつなぐ照葉樹林帯に共通文化があったことを提唱する「照葉樹林文化論」の記念碑的著作を、ここに復刊する。