価格: | ¥1494 |
著者: | 芳野昌之 |
出版社: | 早川書房 |
発行年月: | 1990年06月01日頃 |
ISBN: | 9784152034342 |
種類: | 単行本 |
在庫状況: | |
アガサ・クリスティー(1890-1976)は、処女作『スタイルズ荘の怪事件』(1920)から遺作『スリーピング・マーダー』(1976)まで約80点の長篇・短篇集を著し、ミステリの女王として全世界の読者を楽しませてきたわけだが、その人気の秘密はどこにあるのだろう。60歳以後の晩年の作品に小説家としての成熟を見る著者は、女史の名作30数篇をほぼ年代順に取り上げながら、処女作から事実上の最後の作品『運命の裏木戸』(1973)にいたる作家クリスティーの足取りを追っていく。処女作から晩年までの諸名作の秘密をたずね、名探偵と脇役たちの人間味をさぐる好エッセイ集。