明治７年、大阪の千日墓所が払い下げになった時、参加した連中の奇想天外な奮戦ぶり。まず人骨の灰の山は肥料として売りさばき、残った骨は踏み固めてしまえと、法要を営んで大勢を集めておいてそのまた人出めあてに、怪しげな見世物小屋で一儲けしようという魂胆なのだが。墓場が繁華街にー爆笑長篇小説。