本書は、生活科の教育計画や授業方法、教材（学取材）研究や活動開発について、基本的な実践用語を中心に取り上げ、用語の意味するところについての解説にとどまらず、これまでの生活科教育の経験をふまえて課題や問題となる点を整理し、明日からのよりよい実践をひらくための指針を、具体的に示唆しました。現代の子どもを取り巻く生活事象や、彼らの行動と思考の特性を理解するための用語、子どもの成長発達と評価に役立てられる用語、「総合的な学習」についての関連用語やそれの実践に役立つ用語も取り上げています。関係の深い他国の生活科や初等教育の実情についても参照できるように配慮しました。