価格: | ¥779 |
著者: | 内田康夫 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 1986年08月 |
ISBN: | 9784191533042 |
種類: | 新書 (Tokuma novels) |
在庫状況: | |
真杉伸子は小学校の同窓会で、かって彼女を思慕していた宮田治夫に久しぶりに会った。彼が独身と聞き、妹、光子とのデートのお膳立をする。二日後、二人は銀座の美術館で開かれている高村光太郎・智恵子展で逢ったが、その時、光太郎の木彫の「蝉」を食い入るようにみつめている男がいた。その挙動不審な男が福島県二本松で殺され、宮田も島根県江川で水死体となって発見された。一方、伸子は連日、怪電話に悩まされ、光子の友人で名探偵の誉れ高い浅見光彦に真相究明を依頼する。二本松と江津を結ぶ線上に何があったか?