価格: | ¥748 |
著者: | 勝目梓 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 1990年03月01日頃 |
ISBN: | 9784191541559 |
種類: | 新書 (Tokuma novels) |
在庫状況: | |
酒井三千夫は、40歳も後半で、一流会社の工場長だが、6歳の幼女殺しの現行犯で逮捕された。しかし、取調室で酒井は、「私が殺したのは、幼女でなく、朝倉純子というおとなの女性です」と答えていた。刑事は相手にしなかったが、酒井は嘘を言っているつもりはなかった。現場検証に立会っているうちに酒井の追憶の中に大学時代の人妻の死が甦ってきた。酒井の子を宿して自殺した人妻の家の庭には「鬼灯」が咲き乱れ、今度の事件の現場もそうだった。そして因縁の「6」という数に思いあたる…。官能心理サスペンス。