価格: | ¥396 |
著者: | 林房雄 |
出版社: | 徳間書店 |
発行年月: | 1986年08月 |
ISBN: | 9784195981221 |
種類: | 文庫 (徳間文庫) |
在庫状況: | |
元治元年、長州は公武合体派の巻き返しに加え、英米仏蘭による報復攻撃が予想される内患外憂の極にあった。この危機に志道(井上)聞多と伊藤俊輔は、外国との即時講和論を携えて留学先の英国から急遽帰国。欧州先進国の実情からみて救国の策は開国以外にない。かくして、藩論が攘夷の一点で保たれているというきわどい状況の中、二人の必死の活動が始まった…。著者の文学的転換点を画した代表作。